ポケふたを1日でコンプする 電車に揺られる茨城ポケモン巡りの旅

茨城県の「ポケふた」を巡ってみよう! ポケふたとは、ポケモンが描かれた地域ごとのオリジナルマンホール(の蓋)のこと。設置されるポケふたは世界に1枚で、バラエティー豊かなポケモンたちが登場しています。 ファンも喜び地域も活性化する、まさにWin-Winの効果をもたらしているポケふた。今回は数ある都道府県のなかでも、茨城県のポケふたを1日で巡るコースを提案していきます。 レックウザをはじめとする人気のポケモンたちのマンホールを、設置されたスポットの魅力とともに発見していきましょう。

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記事の目次

  • ポケふたとは ポケモンのマンホールで地域活性化
  • 茨城ポケふた旅①河合駅:ボーマンダ・ルチャブル
  • 茨城ポケふた旅②水戸駅:ジャローダ・ナットレイ・ハーデリア
  • 茨城ポケふた旅③下館駅:グレッグル・ハラバリー
  • 茨城ポケふた旅④つくば駅:レックウザ
  • 茨城ポケふた旅⑤小見川駅:マラカッチ・オトシドリ
  • 茨城のポケふた旅は、都市と自然をモビリティで巡る時間

ポケふたとは ポケモンのマンホールで地域活性化

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ポケふたは、多種多様なポケモンたちが登場するマンホールの蓋のこと。

ポケモンと日本各地の魅力を同時に発信することを目標に、株式会社ポケモンが全国の自治体へ寄贈しています。
 
ポケふたに描かれるポケモンは、決して「大人気キャラクター」だけではありません。普段はスポットライトが当たりにくいポケモンや、設置される地域の環境を彷彿とさせるポケモンなど、バラエティー豊かなキャラクターたちが描かれているのも魅力です。

ポケふたはどれも「世界に1枚のオリジナルデザイン」であり、ファン心をくすぐられます。その場所限定のポケふたを見に遠方からやって来るファンも多く、地域活性化にもつながっています。

公式の説明では、ポケふたはポケモンの1種である「もぐらポケモンのディグダ」が掘った穴の跡に作られたのだとか。現実にいながらゲームの世界観を楽しめる取り組みでもあるのですね。

ポケふたが設置されている場所は、2025年時点で約400枚。今回は多くの都道府県のなかでも、茨城県の5枚のポケふたをピックアップしつつ、1日で県内のポケふたを周り切るモデルコースをご紹介します。

茨城ポケふた旅①河合駅:ボーマンダ・ルチャブル

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「道の駅ひたちおおたのポケふた」
ドラゴンポケモン『ボーマンダ』、レスリングポケモン『ルチャブル』
出典:ポケモンマンホール「ポケふた
  • ポケふた設置場所:茨城県常陸太田市下河合町1016-1
茨城ポケふた巡りの旅、スタート地点は県北エリアの河合駅から始まります。

ポケふたが設置されているのは、茨城県で13番目の道の駅である『道の駅ひたちおおた』です。アクセスは、JR郡線「河合駅」より約1km。駅からの徒歩では約12分を想定しています。ポケふた設置エリアは、直売所のすぐ目の前。茨城の空を飛ぶ2体のポケモンに会いに行きましょう!

ポケふた周辺の観光スポット

道の駅ひたちおおたは、地域の情報発信の場。地元の人々の交流拠点としても愛用されており、国土交通省には「重点道の駅」にも選定されています。ポケふたが設置された農産物直売所には、新鮮な野菜や加工品がズラリと並びます。

常陸太田市は農業がさかんな地域であり、ここならではの品も目白押し。県内有数の米どころが誇る、おいしいお米のチェックも欠かせません。敷地内にはトマトハウスも設置。収穫されたばかりのトマトをいただけるレストランでの食事もぜひ体験したいところです。

ボーマンダ・ルチャブルの理由

ポケふたの2体の背景に描かれているのは、常陸太田市の『竜神大吊橋』であると考えられます。竜神大吊橋の名物は、日本で2番目に高い場所から飛び降りられるバンジージャンプです。

とくに注目したいのが、手前のルチャブル。ルチャブルはゲーム内で『フライングプレス』という専用技を持ち、ポケふたに起用されたイラストはまさにそのモーションです。このポーズは、バンジージャンプをする姿にそっくりだと思いませんか?

同じく空の領域を得意とするドラゴンポケモンのボーマンダも、同じように飛び降りるようなポーズを取っています。空中のアクティビティを楽しむ2体が描かれたポケふたを見ると、旅へのモチベーションが高まってくる気持ちに!

茨城ポケふた旅②水戸駅:ジャローダ・ナットレイ・ハーデリア

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「偕楽園のポケふた」
ロイヤルポケモン『ジャローダ』、とげだまポケモン『ナットレイ』、ちゅうけんポケモン『ハーデリア』
出典:ポケモンマンホール「ポケふた

河合駅から水戸駅のルート

  • 所要時間:約36分
  • 路線:水郡線
  • ポケふた設置場所:茨城県水戸市見川1-1251
河合駅から水戸駅は水郡線で直結。四季折々の花が咲く『偕楽園(かいらくえん)』は県央エリアに位置し、水戸駅からバスで15分ほどで到着します。バス乗り場は水戸駅北口6番乗り場。バスの詳しい情報や時刻表などは、関東鉄道の公式サイトをご覧になってください。

ポケふた周辺の観光スポット

日本三大名園のひとつである偕楽園。かつて常陸国水戸藩の第9代藩主である徳川斉昭公が、民衆とともに楽しむ場として1842年に開設しました。いつ来訪しても季節ごとの花と出会える美しい場所ですが、とくにおすすめしたいのは早春の時期。約100品種3,000本の梅の花が、春の訪れを告げてくれます。

また偕楽園は、「陰」と「陽」の世界観を意識して造られた庭園です。静けさが心地よい「陰」と、かぐわしい花々が広がる「陽」の世界。庭園内でのコントラストを楽しむのも趣深い時間となるでしょう。

ジャローダ・ナットレイ・ハーデリアの理由

ポケふたには、偕楽園名物の梅の花と、茨城の『千波湖』が描かれています。この3体の選出理由は所説ありますが、おそらくナットレイは水戸の名物「納豆」のダジャレと考えられます。

ジャローダは別名「森の君主」と呼ばれるポケモンですから、自然豊かな偕楽園の景観にピッタリ。問題はハーデリアですが、偕楽園はペット同伴で来園できる施設です。笑顔のハーデリアから察するに、「愛犬と一緒に楽しめる」というメッセージなのかもしれません。

茨城ポケふた旅③下館駅:グレッグル・ハラバリー

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「道の駅グランテラス筑西のポケふた」
どくづきポケモン『グレッグル』、でんきがえるポケモン『ハラバリー』
出典:ポケモンマンホール「ポケふた

水戸駅から下館駅のルート

  • 所要時間:約1時間24分
  • 路線:常磐線(水戸→友部)、水戸線(友部→下館)
  • ポケふた設置場所:茨城県筑西市川澄1850
水戸駅から下館駅までは乗り換え1回。ポケふたが設置されているのは『道の駅グランテラス筑西』内の芝生公園遊具付近です。

下館駅からバスで約15分の場所に位置しています。筑西市は、美しい自然が広がる県西エリア。豊かな土地が育む農産物にくわえ、シーズンごとに『下館祇園祭り』や『あけのひまわりフェスティバル』などのイベントで賑わいます。

ポケふた周辺の観光スポット

グランテラス筑西は、2019年にオープンした比較的新しい道の駅。北関東最大級の広さを誇る「ハイブリッド道の駅」として知られており、ファミリー3世代で楽しめる複合施設として展開されています。

採れたての新鮮野菜が並ぶ直売所から、地産地消を楽しめるレストラン、広々としたキッズスペースも完備。屋外ステージや芝生広場ではさまざまなイベントが開催されます。ポケふたが設置された芝生広場は、ドッグランやスラックラインなども備えられた清々しいエリア。持ち込みOKのバーベキューエリアはアウトドア好きに大人気のスポットです。

グレッグル・ハラバリーの理由

筑西のポケふた内では、カラフルな紅葉の前でにこやかな表情を見せるグレッグルとハラバリー。毒と電気という異なるタイプを持つ2体ですが、両方とも「カエルがモチーフ」である点が共通しています。

理由として有力なのは、筑西市にそびえる筑波山に由来する説。実は筑波山の名物は、保湿剤として有用な『ガマの油』なのです。

現在でも茨城県の親しみやすい伝承芸能として、筑波山では『ガマの油売り口上』が披露されています。ガマの油の伝統は、江戸時代から続いています。ポケふたをチェックした記念に、ぜひお土産として購入したい一品です。

茨城ポケふた旅④つくば駅:レックウザ

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「つくばエキスポセンターのポケふた」
てんくうポケモン『レックウザ』
出典:ポケモンマンホール「ポケふた

下館駅からつくば駅のルート

  • 所要時間:約1時間35分
  • 路線:関鉄常総線(下館→守谷)、つくばエクスプレス(守谷→つくば)
  • ポケふた設置場所:茨城県つくば市吾妻2-7-5
ガマの油の伝承にあやかりつつ、次に目指すのは県南エリアのつくば駅。途中乗車するつくばエクスプレスは、開業記念にポケモンのパスネットを展開した過去もあります。

ポケふたが設置されているのは、科学技術に楽しく触れられる『つくばエキスポセンター』。つくば駅から徒歩5分程度で到着します。施設の目の前でポケふたをチェックしつつ、ぜひセンター内も漫喫しましょう。

ポケふた周辺の観光スポット

つくばエキスポセンターは、科学の不思議を学びながら体験できる施設。サイエンスショーや科学教室などのイベントも開催されています。

とくに体験したいのが、世界最大級のプラネタリウム。大迫力の映像と美しい星空の世界に包まれると、まるで別世界にテレポートしたかのよう。当施設のプラネタリウムでは、アニメ『ポケットモンスター』とコラボをしたことも!何かとポケモンとの縁が深いスポットなのです。

レックウザの理由

つくばのポケふたには、宇宙空間を飛び回る猛々しいレックウザが登場しています。ポケモンシリーズをプレイした方ならご存知の通り、レックウザは宇宙との関連が非常に深いポケモンです。何しろレックウザはオゾン層を飛びながら暮らし、餌として隕石を食べているほど。

そしてつくば市は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)をはじめとする約160の研究機関が集結する「科学の街」。レックウザの起用は、宇宙の未来を担う街であるつくばならではの、成果と期待が込められた選出といえるでしょう。

茨城ポケふた旅⑤小見川駅:マラカッチ・オトシドリ

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「神栖中央公園のポケふた」
サボテンポケモン『マラカッチ』、おとしものポケモン『オトシドリ』
出典:ポケモンマンホール「ポケふた

つくば駅から小見川のルート

  • 所要時間:約2時間43分
  • 路線:つくばエクスプレス(つくば→南流山)、武蔵野線(南流山→西船橋)、中央総武線(西船橋→船橋)、成田線(船橋→小見川)
  • ポケふた設置場所:茨城県神栖市木崎1203-9
いよいよ最後のポケふたは、鹿島アントラーズのホームタウンとしても有名な鹿行エリア。つくば駅からは4回の乗り換えを必要とする目的地、気合いを入れ直して向かいましょう!

ポケふたが設置されているのは、エリアの南東付近に位置する『神栖中央公園』。移動時間も長くなりますが、公園内の噴水広場付近のポケふたに出会えれば、この旅もいよいよゴールです。

ポケふた周辺の観光スポット

神栖中央公園は、市民の憩いの場として親しまれているのどかなスポット。ポケふたのある噴水広場のほか、大型遊具や多くの樹木が並び、心身をのんびりとリフレッシュできるスポットとなっています。

冬季には『神栖中央公園イルミネーション』がスタートし、街路樹が幻想的にライトアップ。秋季には豪快な手筒花火が見どころの『かみす舞っちゃげ祭り』が開催されるなど、季節を通して魅力的なイベントが開催されます。

マラカッチ・オトシドリの理由

ポケふたの背景に描かれているのは、砂浜と海、風力発電の機器。太平洋に面した神栖では海水浴もさかんであり、『日川浜海水浴場』は毎年多くの来訪者で賑わいます。そして神栖には市内に28基の大型風力発電施設があり、市民のインフラを支えています。

さて、マラカッチは、本来乾燥した場所で暮らすサボテンモチーフのポケモン。一見すると、ポケふたに描かれた海とは無関係に思えます。しかしビーチのイラストを砂漠のニュアンスで捉えるのであれば、これ以上ない選出といえるでしょう。

オトシドリは、ゲーム作品の登場シーンを考えると納得ができます。ポケットモンスター『スカーレット・バイオレットシリーズ』では、周囲の生態系のボスである「ヌシ」と呼ばれる個体のうち、オトシドリのヌシが風力発電機のある地帯に出現しました。風の強い海辺で飛ぶ鳥ポケモンという視点でも、爽やかな印象を与えます。

茨城のポケふた旅は、都市と自然をモビリティで巡る時間

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世界的なコンテンツであるポケモン。その強いIPを利用した社会活動には度々感服させられます。

たとえば子どもの災害対策支援活動をおこなう『ポケモン・ウィズ・ユー財団』の設立や、スマートフォンアプリ『Pokemon GO』を利用した献血促進の取り組み車椅子用のホイールカバーの展開。まさに「老若男女すべての人が親しめるコンテンツ」として、幅広い活動を実施しています。

ポケふたも、その場所の魅力を発信する地域活性化の取り組みのひとつです。地域の名称や風土に関連したデザインは、訪れたファンには学びや発見を、住む人々には土地への愛着を与えてくれます。

ぜひこの機会に茨城を訪れ、ポケふたのデザインフルなマンホールを巡ってみませんか?もし「ポケふた旅」が気に入れば、ほかの地域にも足を延ばしてみましょう。土地ごとのモビリティを乗りこなす旅は、あなたに新しい出会いや興奮をもたらしてくれるはずです。

お住まいの地域のマンホールも、ぽけふた公式サイトでチェックしてみてくださいね!地元のマンホールに描かれたポケモンは、初めて知るキャラクターであっても愛着が湧くものです。少し変わった女子旅や、お子さんの自由研究などにも「ポケふた旅」はおすすめです!

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