記事の目次
- 諏訪エリアとはどんな場所？
- 諏訪エリアにある6市町村、それぞれの市の特徴とは？
- 諏訪エリアの観光がさらに楽しくなるモビリティ体験
- 諏訪エリアは観光地や移住先として、いま人気が高い場所
2025年11月06日
諏訪エリアにて観光がさらに充実するモビリティ体験と四季折々の美しい自然や文化を満喫しよう
首都圏から中央自動車道・JR中央本線で約2時間という立地の良さを誇る長野県の諏訪エリア。諏訪湖周辺といえば、避暑地や花火大会といったイメージを持っている方も多いかもしれませんが、縄文時代から続く歴史文化・季節によって色を変える美しい山や湖の景色・日本酒や味噌などの醸造文化や湯量と源泉豊富な温泉など……日本の美しさや伝統を肌で感じることができる趣ある街です。観光地としての人気はもちろん、最近では移住先やデュアルライフの拠点としても注目を集めている諏訪湖周辺エリアの魅力を紐解いていきたいと思います。
読者の関心度
★★★★☆
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片倉 好敬
Katakura Yoshitaka
アベントゥーライフ株式会社
代表取締役 兼 CEO
諏訪エリアとはどんな場所？
諏訪エリアは長野県の中央に位置する場所の総称です。諏訪湖から八ヶ岳山麓に位置する6つの市町村は「諏訪6市町村」と呼ばれています。
諏訪大社や酒蔵・味噌蔵など、長い歴史や日本文化が残る「諏訪湖周辺エリア」・夏はトレッキング、冬はスノーアクティビティを楽しむことができる自然豊かなリゾート地「八ヶ岳エリア」の２つに分かれています。
また、茅野市から美ヶ原高原まで続く全長約76kmの山岳道路「ビーナスライン」という絶景ドライブルートもあり、「知る人ぞ知る爽快ロード」として車好きに愛されています。
諏訪＝諏訪市と考える方も多いですが、それぞれの市町村ごとに異なる魅力がありますよ。
諏訪エリアにある6市町村、それぞれの市の特徴とは？
次に、諏訪エリアにある「諏訪6市町村」それぞれの特徴をご紹介します。
①岡谷市（諏訪湖周辺エリア）
岡谷市は、湖と山に挟まれた平野部の小さな街です。
公共施設をはじめ、ショッピングモールやスーパー・映画館から日用雑貨店まで生活に必要な全てが市内で完結する便利な生活環境も魅力で、「生活基盤が集約するコンパクトシティ」とも言われています。諏訪湖の西側に面しており、美しい景色も魅力的です。2023年に開業した「LAKEHOOD OKAYA」はいま岡谷市で注目の新スポット！美味しい鰻の名店がたくさんあることでも有名です。
②諏訪市（諏訪湖周辺エリア）
諏訪湖や霧ヶ峰、高島城や諏訪大社（上社本宮）など、自然と歴史にあふれた街として有名な諏訪市。城下町の面影が残る街並みはレトロ感あり、散策にもぴったりです。長野県最大のガラス施設「SUWAガラスの里」などの観光スポットも人気があります。
豊富な湯量を誇る単純温泉が楽しめる「上諏訪温泉」も人気で、周辺には観光客向けのホテルや旅館が数多くあります。片倉館の「千人風呂」は国重要指定文化財に登録されていますよ。
高山植物が咲く霧ヶ峰は日本百名山の一つで、夏はハイキングやキャンプ、冬はスキーやトレッキングが楽しめます。諏訪エリアと言えば諏訪市をイメージする方も多いのではないでしょうか。
③下諏訪町（諏訪湖周辺エリア）
下諏訪町は中山道と甲州街道が交わる宿場町として栄えた諏訪湖の北側に面する街で、かつて時計産業が目覚ましい発展を遂げたことから「東洋のスイス」と呼ばれていた過去があります。
霧ヶ峰高原の北西部に位置する国の天然記念物「八島ヶ原湿原」などの美しい自然のほか、旧石器時代から弥生時代にかけて石器の原料として用いられた「黒曜石」の採掘遺跡が日本遺産「星降る中部高地の縄文世界」の構成文化財に認定されるなど、観光スポットも多いです。
また、中山道で唯一の温泉宿場として幾多の旅人を迎えてきた歴史のある名湯「下諏訪温泉」はぜひ足を運びたい名所。湯巡りをするのも楽しい街です。近年は古民家をリノベーションしたカフェやショップなどの新しいお店が増え、歴史と新しいカルチャーが交差する町に進化を遂げています。
④茅野市（八ヶ岳エリア）
茅野市は諏訪盆地の中央、八ヶ岳山麓に位置する自然豊かな高原都市です。標高801mの「茅野市役所」は日本一標高が高い市役所だと言われています。縄文時代から栄えていた街としても有名で、市内には数多くの縄文遺跡が残されています。
八ヶ岳山麓のほか、蓼科高原や白樺湖など自然豊かな観光スポットがあり、夏はゴルフ、冬はウィンタースポーツが盛んです。
農村部ではレタスやセロリなど高原野菜を栽培しています。一面が青い苔に覆われている神秘的な場所「北八ヶ岳苔の森」も有名ですよ。
⑤原村（八ヶ岳エリア）
八ヶ岳高原の麓に広がる原村は「街の幸福度ランキング2024」で全国2位に輝いた小さな村です。（2023年は第1位）人口減少時代の現代において、2015年以降人口がなだらかに増えているのも特徴で、移住やUターンなどの政策による「人が集まる村作り」に成功している貴重な村だと言えるでしょう。空気が澄んでいて街灯も少なく夜は空が暗くなるので星がとても綺麗に見える天体観測スポットとしても評判で、別名「星降る里」とも呼ばれています。
⑥富士見町（八ヶ岳エリア）
山梨県との県境、八ヶ岳の麓に位置する富士見町は、「東に八ヶ岳」「西に南アルプス」「北に中央アルプス・北アルプス」「南に富士山」を臨む抜群のロケーションを誇る街です。日本有数の山々を見渡せる景色は圧巻！茅野市同様、ゴルフやウィンタースポーツが盛んで、1年を通して多くの観光客が訪れます。
諏訪エリアの観光がさらに楽しくなるモビリティ体験
自然・歴史・レジャー・食べ物など、さまざまな魅力が溢れる諏訪エリア。2025年7月には諏訪湖インターチェンジが開通し、ますます交通の便が良くなりました。
サービスエリアから直接諏訪湖畔にアクセスできる利便性の良さは地元住民からも好評で、「開通を長い間待ち望んでいた！」という声も。諏訪湖周辺には新しいお店が複数オープンするなど、観光面での期待が高まっています。
観光地としての認知度がさらに増した諏訪エリアでは、レンタカーやレンタサイクル、モビリティを活用したアクティビティにも力を入れています。以下、諏訪観光をもっとアクティブにするためにぜひ利用したいモビリティサービスの一例をご紹介します。
電動キックボードレンタル
諏訪エリア散策の新しい楽しみ方として、電動キックボードに乗るのはいかがでしょうか？諏訪市にあるSUWAガラスの里では、電動キックボードをレンタルできるプランがあります。
30分のお試しなら税込1,500円で体験できる手軽さも嬉しいポイント。70分で2,500円、90分の場合は3,000円です。
岡谷市にある諏訪湖畔の新施設「LAKEHOOD OKAYA」でも電動キックボードの貸し出しを行っているので、諏訪湖周辺を観光する場合はぜひチェックしてみてくださいね。
諏訪湖観光汽船
1周25分で諏訪湖を遊覧する船・諏訪湖観光汽船の
「すわん」と「スワコスターマイン号」も諏訪に行ったらぜひ乗りたいモビリティの一つです。
「すわん」は白鳥の形をしたビジュアルが印象的な船で、「スワコスターマイン号」は開放感のあるパノラマデッキが特徴の新しいモデルです。
湖の上から見る景色はとても美しく、感動すること間違いなし！天気が良ければ船上から富士山が見えるそうですよ。
「スワコスターマイン号」は198,000円～という価格で一隻貸切もできるそう。プロポーズや婚礼、会社行事や宴席など、さまざまなシーンで活用可能です。
子ども向け船長服の貸し出しもあるそうなので、乗り物好きのお子さんと一緒に乗るのも素敵な思い出になるでしょう。
茅野市・AI乗合オンデマンド交通「のらざあ」
茅野市では新しい移動のかたちを体現すべく、AIを導入した乗り合いオンデマンド運行の開発を進めています。「〇〇ざあ」は長野県の方言で、「〇〇しよう」という意味の言葉です。「のらざあ＝乗ろうよ」・「乗合＝乗る＋other」という2つの意味を込めて名付けられました。
アルピコタクシー株式会社・第一交通株式会社・諏訪交通株式会社・茅野バス観光株式会社の4社による共同運行です。
利用者はスマートフォンで簡単に乗車の予約ができ、運行エリア内のどこでも乗り降りが可能です。
価格もリーズナブルで、茅野市に住む人々や諏訪エリアに訪れる観光客の新たな足として活躍が期待されています。2025年10月には車いす対応車両の運行も開始するなど、日々進化を続けていますよ。
| 定員14人 |
| 定員10人 |
| 定員7人 |
関連記事：「LAKEHOOD OKAYA」の記事挿入
諏訪エリアは観光地や移住先として、いま人気が高い場所
長野県の代表的な観光地の一つ「諏訪エリア」は、自然豊かで歴史や伝統の情緒を肌で感じることができる、魅力あふれる場所です。
温泉に入り、諏訪湖畔や八ヶ岳の美しい景色を眺めてゆっくり休息を取るのも良し、諏訪大社や縄文史跡を巡るのも良し、ゴルフやスキーなどのスポーツをアクティブに楽しむのも良し、ビーナスラインをドライブするのも良し……。さまざまな楽しみ方があるので何度も訪れたくなる魅力があると思います。
電動モビリティや水上モビリティの誘致・普及も進んでいるので、諏訪旅行の際は一緒に利用すると、旅がより楽しく、充実したものになります。
モビリティを活用した諏訪ならではのアクティビティを、ぜひプランの1つとして加えてみてくださいね。
